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今回の駒は、「香」です。
「きょうしゃ」と呼ばれています。

それでは、駒の動かし方です。

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 香

「香」は、まっすぐなら一手で盤の端までいけます。
「香」も「歩」と同じく、敵の陣地3段目まで行ったら「成香」となり、「金」と同じ動き方に変わることが出来ます。

香に関する格言に「香は下段から打て」もしくは「下段の香に力あり」などと言います。
「香」はまっすぐなら端までいけるので、一番下から相手を狙うのが良いと言う事です。
一番下にいる香の行く道に立ちふさがる、敵の駒は常に狙われることになります。
監視カメラのような存在、スナイパーのような存在です。

組織で言うと、経理でしょうか。常に経費の動きを監視するような方ですか。
警察で言えば、公安みたいな存在とも言えます。

「香」は配置される場所は。四隅になります。
サッカーで言うところのサイドバックです。
ただし、サッカーのように責めによく参加はしません。その代わりに、サイドの守りは鉄壁です。

「香」は、将棋の勝負において全く動かずに役目を終えることもあります。
駒の中ではその可能性が一番高い駒です。
ですが、いないと端を簡単に突破されます。そのうち守りもやられてしまいます。
地味な存在ではありますが、欠かせないのが「香」ですね。(S)

 

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