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2015年の対局料トップテンです。

1 羽生善治 名人 11,900(11,499)
2 糸谷哲郎 八段 5,531(1,563)
3 渡辺 明 竜王 4,577(6,684)
4 森内俊之 九段 3,450(8,374)
5 行方尚史 八段 2,689(2,090)
6 佐藤天彦 八段 2,616(966)
7 郷田真隆 王将 2,467(2,340)
8 豊島将之 七段 2,459(2,160)
9 深浦康市 九段 2,373(1,720)
10広瀬章人 八段 2,042(1,356)
()内の数字は昨年度

引用元: 2015年獲得賞金・対局料ベスト10 | お知らせ|お知らせ・イベント情報:日本将棋連盟

最近の一位は羽生名人です。
ちなみに単位は万円です。
羽生三冠はコンスタントに毎年1億円以上稼いでいます。

羽生三冠は少し抜きにでているので、他の棋士とは比べることが難しいのですが、2位の糸谷八段を見ると急激に収入が増加しているのが分かります。
これは、将棋棋戦の中でも最も賞金の高い竜王位に就いたからです。
竜王戦は、歴史の浅い棋戦ですが、竜王戦と名乗る前は十段戦という名前でした。
十段戦の前は、九段戦と言いまして、そのタイトルを持った棋士しか九段を名乗ることが出来ませんでした。
今は最高で九段まで昇格していくことが出来ます。

竜王戦はタイトルを取るととても高い賞金を得ることができます。
優勝賞金は4200万円、タイトル戦に負けたとしても1550万円を手に入れることが出来ます。
挑戦者になるためには竜王戦のランキング戦トーナメントに参加することになります。
各ランキング戦で優勝か準優勝でも賞金を手に入れることが出来ます。
ちなみに一組で優勝すれば450万円です。

各組で規定の順位になった方は、決勝トーナメントに進出することになるのですが、決勝トーナメントは対局料が高くなります。
例えば今年の一組優勝の場合決勝トーナメントは、初戦が190万円、挑戦者決定戦が440万円の対局料を手に入れることが出来ます。

一組優勝で竜王になった場合、4200万円+450万円+190万円+440万円=5280万円手にすることが出来ます。
糸谷八段は、竜王位に就いたとき3組でしたので、優勝賞金250万円、決勝トーナメント1回戦75万円、2回戦115万円、挑戦者決定戦440万円、竜王タイトル4200万円ですので5080万円手にしていると言うことになります。
その年の対局料が5531万円です。竜王戦の賞金の受け渡し時期が不明ですので、どの年度に計上されるのかが分かりませんが、それだけ竜王戦というのは賞金の高い棋戦です。

ちなみに渡辺明竜王は32歳で10期獲得しています。

凄いですね。将棋には夢がありますね。

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