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駒の動かし方、本日は「金」について紹介したいと思います。
kin
金は、斜め後ろ以外どこへでも行くことが出来ます。
ただし一回に勧めるのは一マスのみです。

金に関する格言に
「金底の歩岩よりも堅し」
「金は引く手に好手有り」←と金にも言えます。
などです。

金は、将棋の勝負において守りの要とも呼べる駒です。
常に玉の側にいます。
あまり金が玉から離れるのは、良くないともされています。
「金底の歩」とは、金の真下に歩をおくことです。
これがなぜに岩よりも堅いのかは、将棋を指していると分かるのですが、飛車の攻めに対してとても有効的な受けとされている手であるからです。
横からの攻撃にとても強いとも言えますね。

金は、組織で言うところのCFOみたいな役所と言えます。
金と言うだけあって、お金の管理に厳しい方ですね。
金は、守りの要ですが、一方で敵の玉を最後に仕留める駒としても有名です。
「頭金」と呼ばれる手は、敵の玉を詰ます最もベーシックな方法です。
この頭金は、大概敵の金を持ち駒にして、最後に玉を仕留めるのに使います。
さっきまで側近だった金に、今度は攻撃される。

戦国時代で言ったら、本能寺の変のような物です。
飼い犬にかまれると言う事ですね。
金はそれだけしたたかな駒です。
トップの側には常にそういう人間はつきものですね。

ところで、金属の「金」は、世界的に最も安定した財産です。
株も土地も通貨も、価値が「ゼロ」になる可能性は0ではありませんが、金の価値がゼロになる事はまず無いですね。
将棋の金とはその点が違います。多分裏切りません。

金属の「金」が欲しいと願う今日この頃です。

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